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1,300年の歴史を持つ城崎温泉
ゆったりそぞろ歩きで憩いのひとときを。
城崎温泉へようこそ。旅の始めは『SOZORO』へ!
城崎温泉駅前にあるバス停を降りると城崎の玄関口として旅行客の皆様をお迎えするのは城崎ツーリストインフォメーション『SOZORO』です。
こちらでは高速バスチケットの購入や城崎のおすすめ観光情報など最初に立ち寄っていただきたいポイントです。
ちょっとした休憩に立ち寄るのもぴったりな、木目を基調とした癒しの空間が広がります。
温泉グッズや豊岡市内の特産品といったお土産も販売しています。お手洗い完備、自転車レンタルも可能なので、城崎での旅の拠点に是非ご利用下さい。
城崎ツーリストインフォメーション『SOZORO』
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島96
電話番号 0796-32-0013
営業時間 9:30~17:45
(平日)
8:45~17:45 (10月~12月の土休日)
定休日 年中無休
サイト https://kinosaki-info.com/
おもてなしが街の景観にあらわれる、『駅通り』
SOZOROを出発し北に位置する『駅通り』へ歩みを進めると…
道の両脇には様々なお店がズラリと立ち並びます。お店以外にもこの通りには特別な特徴があります。なんと周りを見てみると電柱がないんです。
近年珍しいことではなくなってきたのですが、城崎温泉でも地中化が進められています。
他にも城崎の景観を守るために軒先を揃える、色は黄土、瓦を見せるなど町をあげて大正レトロな街並みの保全に取り組んでいます。こんなところにも私たち旅人を迎える城崎の「おもてなし」の心が表れているのかもしれません。
志賀直哉や白樺派作家に触れる、『城崎文芸館』
詩歌や小説など数多くの作品に登場してきた城崎温泉。志賀直哉が書いた「城の崎にて」はあまりにも有名ではないでしょうか。注目すべきは城崎文芸館前に建てられた文学碑。志賀直哉は文学碑なるものを嫌い「作品だけ読んで評価してもらえばいい」となかなか了承しなかったそうです。しかし、地元の熱意と城崎への想いにより、「直哉」と署名を寄せて頂き、国内唯一の直筆文学碑となりました。 城崎文芸館には、そんな直哉を中心とした白樺派の作家の展示や、現在も続く作家との関わりを新鮮な切り口で展示しています。
城崎文芸館
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1
電話番号 0796-32-2575
営業時間 9時~17時
休館日 毎週水曜日、年末年始 ※休館日は変更になる場合あり、詳細はHP参照
入館料 大人 個人500円 団体(20人以上)400円 中高生 個人300円 団体200円
小学生以下 無料
※障がい者手帳のご提示でご本人の入館料は半額になります
サイト http://kinobun.jp/
風情あふれる柳並木を愉しむ 『大谿川~北・南柳通り』
大谿川のせせらぎと柳並木の緑が美しいこの通りは城崎を象徴する景色の一つではないでしょうか?この柳は1925年5月23日に起こった「北但大震災」からの「復興の証」として植樹されたのが始まりだそうです。当時はこんな狭い道、狭い川辺に柳を植えるなんて、とんでもない…となるところをあえて実行し、全国的に有名になったということです。
大谿川の護岸には規則正しく積みあがった玄武岩が見られます。これも「北但大震災」の影響を受けて崩落した「玄武洞」の石が利用されたと言われています。
国の天然記念物となった玄武洞の岩石を、石垣に使うことは今では不可能でしょう。今、つくれと言われてもとてもじゃないけど無理。だからこそとても貴重な遺産ですね。
城崎温泉を象徴する名所、『7つの外湯』
ここで外湯についてご紹介します。ご存知の通り城崎温泉にはそれぞれ趣の異なる『さとの湯』『地蔵湯』『柳湯』『一の湯』『御所の湯』『まんだら湯』『鴻の湯』の七つの外湯があります。ゆかたを着て外湯めぐりを楽しむ城崎ならではの姿はとても風情があります。 泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・高温泉、温度は 42 度と少し熱めで、神経痛・筋肉痛などに効果があるといわれています。
私が地元の方から伺ったのは「城崎のおばちゃん」の凄さについて
例えば『一の湯』のスタッフさんは浴衣の色や下駄を全て覚えているそうです。お客さんが温泉からあがって浴衣を着て帰るときには「はい、これ…」とその浴衣の下駄を即座に用意してくれました。浴衣でどこに宿泊しているかが分かるのでその宿の下駄をわたす、70歳以上のおばちゃんの技です。お客さんも皆、感心していたそうです。
様々な外湯を巡ってあなただけのお気に入りを探してみて下さい。
一の湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島357-1
電話番号 0796-32-2229
営業時間 7時~23時
定休日 毎週水曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
Info
ここで外湯巡りのお得な情報をご案内!
外湯1日券「ゆめぱ」はご存知ですか?なんとこの1日券で城崎の外湯入り放題のお得なチケットなんです。こちらも外湯巡りの際は是非チェックしてみて下さいね。
(大人1,300円 小人650円 ※各外湯で販売)
さとの湯
駅からほど近い場所に位置し地元では「駅舎温泉」と親しみを込めて呼ばれています。
入り口には足湯もあり電車の待ち時間や待ち合わせまでの時間にゆっくりと出来る空間が広がっているのも特徴。
『さとの湯』の魅力はその雄大な景色。円山川が一望できることもありおすすめの時間帯は明るい時間帯。暗くなる前に是非楽しみたい温泉。
さとの湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町今津290-36
電話番号 0796-32-0111
営業時間 13時~21時
定休日 毎週月曜日
入館料 大人800円 子供400円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
地蔵湯
その昔にこの湯の泉源から地蔵尊が出たことからこの名前がつけられたそうです。
江戸時代から多数の村民が入浴していたこともあり現代でも多くの地元民が入浴しています。他の外湯と比べてみると庶民的でちょっとアットホームな雰囲気が漂う。
地蔵湯は「家内安全・水子供養、衆生救いの湯」としても知られている。
地蔵湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島796
電話番号 0796-32-2228
営業時間 7時~23時
定休日 毎週金曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
柳湯
城崎温泉の街並みに溶け込む『柳湯』。
中国の名勝、西湖から移植した柳の根元から湧き出たことからこの名がつけられました。
城崎温泉の中ではもっとも規模は小さいものの大谿川沿いの柳並木と相まってその名にふさわしい風情を感じることができるでしょう。
柳湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島647
電話番号 0796-32-2097
営業時間 15時~23時
定休日 毎週木曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
御所の湯
城崎温泉の外湯では一番新しく平成17年に7月7日にリニューアルオープンした。
こちらの特徴は天井が非常に高く設計されており露天風呂と一体になった作りになっています。そのことから別名「天空風呂」とも呼ばれています。非常に人気の高い外湯で、週末には順番待ちの列ができることもあるのでぜひ早めのお立ち寄りをオススメします。
御所の湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島448
電話番号 0796-32-2230
営業時間 7時~23時
定休日 毎週木曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
まんだら湯
約1,300年前、城崎に道地上人(どうちじょうにん)というお坊さんが1,000日の間、八曼陀羅経(はちまんだらきょう)というお祈りを捧げようやく湧き出たという伝説が残る「まんだら湯」。
一生一願の湯としてあなたの願いが叶うかもしれないスピリチュアルな外湯です。
15時から開湯なのでお宿にチェックインしてから足を運んでみるのはいかがでしょうか。
まんだら湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島565
電話番号 0796-32-2194
営業時間 15時~23時
定休日 毎週水曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
鴻の湯
コウノトリが足の傷を癒していたことから発見された温泉『鴻の湯』。
建物もどこか暖かさを感じる素朴なつくりがほっと安心できる佇まい。
温泉街のメインストリートからは少し離れた閑静な場所にありゆったりとした時間が流れるひとときを楽しめるはずです。
鴻の湯
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島610
電話番号 0796-32-2195
営業時間 7時~23時
定休日 毎週火曜日
入館料 大人700円 子供350円
サイト https://kinosaki-spa.gr.jp/about/spa/7onsen/
春には川面に桜が浮かぶ。『桜橋~木屋町小路』
みなさん、春の城崎温泉をご覧になったことはありますか?
4月の中旬頃に宿泊してみてください。散ったサクラの花びらが川を埋め尽くす城崎の景色がみえるとのこと。川面を花びらが埋め尽くし、さながら桜の道のように歩けるのではないかと思えるほど。
派手な桜ではないものの、木造三階建の統一された和風旅館が並び、その真ん中を大谿川が流れ、ぼんぼりが薄ぼんやりと照らします。
賑わいをみせる、湯の里通り
城崎温泉の楽しみといえば何と言っても夜のそぞろ歩き。下駄のカランコロンという音が心地よく、昼間とは違い、ゆったりとした雰囲気を味わうことが出来ます。
またこの通り沿いには、スマートボールや射的をお楽しみいただける遊技場があります。レトロな内装で国内外お客様問わず人気のスポットとなっています。 ご家族、ご友人と楽しんでみてはいかがでしょうか。
城崎温泉に来たら巡りたい神社仏閣
SOZOROを出発し北に位置する『駅通り』へ歩みを進めると…
道の両脇には様々なお店がズラリと立ち並びます。お店以外にもこの通りには特別な特徴があります。なんと周りを見てみると電柱がないんです。
近年珍しいことではなくなってきたのですが、城崎温泉でも地中化が進められています。
他にも城崎の景観を守るために軒先を揃える、色は黄土、瓦を見せるなど町をあげて大正レトロな街並みの保全に取り組んでいます。こんなところにも私たち旅人を迎える城崎の「おもてなし」の心が表れているのかもしれません。
四所神社
湯の里通りを歩いていると『御所の湯』隣の位置に見えるのが『四所神社』。 古来より城崎温泉の氏神・温泉の守護神として信仰されており、にぎやかな温泉街の中心にありながら、静かな空気が流れほっと一息つける空間になっています。
四所神社
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島447
極楽寺
城崎ロープウェイ乗り場からも程近い温泉街の西奥に足を延ばせば見えてくる禅寺、『極楽寺』。江戸時代にたくあん漬けの考案者と言われる沢庵和尚こと沢庵宗彭が再興した寺院です。
山門をくぐるとその境内には静寂に包まれた石庭『静閑庭』が広がっています。
陽にあたるとキラキラと輝きを増す石庭をお楽しみください。
温泉寺
城崎ロープウェイに乗り、温泉街の景色と空中散歩をお楽しみいただけます。
中間駅で降りてみるとそこは城崎温泉にとって無くてはならない守護寺、『温泉寺』。
運命に導かれるように円山川河口に流れ着いた観音像を道智上人が今の温泉寺の場所に伽藍(がらん)を建立、観音像をお祀りしたのが温泉寺のはじまりです。
ご本尊の十一面観音立像は
33 年に一度ご開帳され、そのありがたいお姿を拝見することができます。
城崎のお湯は霊泉ですので、「お湯をいただく」という天地からの恵みに感謝する心を持ってお入り頂ければ幸いです。
温泉寺
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島985-2
電話番号 0796-32-2669
拝観時間・入館時間 9:00 〜 16:30
※但しロープウェイの休業日は休館の場合あり。
(第2第4木曜、祝祭日の場合は除く)
料金 本坊/本堂 拝観料 300円 城崎美術館 入館料 300円 共通券 400円
サイト http://www.kinosaki-onsenji.jp/
ほっと一息、薬師源泉&城崎ジェラートカフェChaya
薬師源泉(城崎温泉元湯)
城崎温泉元湯は、湧出温度81℃、毎分400ℓもの湯量が供給され、その他町内2か所から汲みあげた温泉とあわせてそれぞれの外湯などに分けられます。
元湯周辺には..疲れた足をほっと一息できる城崎温泉元湯を直接引いた「足湯」があります。
休憩と一緒にカフェやジェラート、ぷるぷるの温泉たまご作りも楽しめる『城崎ジェラートカフェChaya』
ジェラートは10種類。本日食べたのは黒豆よもぎ味!よもぎの香りと黒豆の甘さが絶妙な和テイストのジェラート。
温泉街のまち歩きは時間を忘れて夢中になるのでけっこう疲れたりすることがよくあります。そんなときはぜひ近くに寄ってみるのはいかがでしょうか?
城崎ジェラートカフェChaya
住所 兵庫県豊岡市城崎町湯島857
営業時間 9:30 ~ 17:30
電話番号 0796-39-4858
定休日 木曜日(祝日の場合は営業)
駐車場 無し
お支払い方法:現金
温泉卵作り体験3個入り 350円
温泉卵作り体験5個入り 500円
サイト https://www.kinosaki-motoyu.com/spotlist/enjoy/251/
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したのは城崎の魅力のほんの一部。実際に行ってみると、いろんな旅の楽しみ方過ごし方ができると思います。あなただけの城崎温泉の楽しみ方を見つけてみて下さい。